
今週の一言。
できあがった音源はどんな人に聞かせても胸を張れるものができていますか?
少しでも後ろめたさがあるのなら、思いきって録り直しましょう。
「…たら」「…れば」は、言ってはいけません。
悔いを残さないように。
これにて終了です。
※実行委員注・・・
皆さん、鬼教官のアドバイス、参考になったでしょうか?
少しずつでも参加する方々のレベル向上に役立てば幸いです。
ご応募をお待ちしています。
まずはマイクのセッティング位置を考えてみます。
マイクに息を当てないためには、口下に置くより
「口の直線上で息の当たらない距離まで離す」か
「鼻の直線上に置く」ことをオススメします。
鼻や口から出る息の強さや角度を考えてセットすれば、
ある程度の効果が上がると考えられます。
ハンドマイクを使用する時にも使用できるテクニックですね。
ワタクシ個人の場合、
宅録やカラオケなど「鼻の直線上」にセットすることが多いです。
道具を使用する場合を考えてみましょう。
使用する道具の名前は「ポップガード」か「ウインドスクリーン」。
「ウインドスクリーン」とはハンドマイクのヘッドなどによくついているスポンジです。
ノーマルの状態でもついていたりすることが多く、パッと見て付いていなくても、
ヘッドの中にスポンジが入っている時もありますのであせらずに確認しましょう。
この「ウインドスクリーン」でブレスカットは十分、とは言い切れないので、
合わせてマイクのセット位置も気をつけましょう。
もうひとつの「ポップガード」は非常に効果が期待できるアイテムです。
よくプロモーションビデオやレコーディング風景で見かける、
丸かったり、四角かったり、鉄の網々だったり、ストッキングだったりする
マイクの前についているものです。
通常のセット位置は、マイクから約12〜3†くらいです。
声をだしていく距離は声量や声質、マイクをはじめとした録音機材など
力量や機材に個人差がありますので、あくまで参考レベルとして書いていくと、
「ウインドスクリーン」「ポップガード」どちらの場合も
セットした「マイク」から約20†くらいを基準にしてみてください。
そのあとは録音して聞いて微調整しての繰り返しで、
自分なりのベストを探してみてください。
防げるものはできるだけ防いでいきましょう。
※実行委員注・・・
「ポップガード」を使って録っている姿は、なんだかプロっぽいですよね。
どんなに訓練をしていても言葉を発する時は息が出るのは当たり前ですが、
その息がマイクに当たると、「ノイズ」が発生してしまいます。
これは、「ブレスノイズ」というものです。
「ボフ」「バフ」など、カラオケとかでも聞くことがある、あの音です。
通常の会話の時はブレスノイズって聞こえないですよね。
ということは、録音されている声にも、
「聞こえてはいけないもの」ではないでしょうか?
避けるためにはどうするかというと、物理的に息をマイクに当てないこと。
マイクを息が当たらないところにセットする、
ポップガードやウインドスクリーンといった機材を使用する、
といった方法があります。
では、そのやり方はというと・・・残念ながら、また次回。
※実行委員注・・・
「ノイズ」と言えば、
発声の際に唇をはじく「リップノイズ」というのもよく聞きますね。
ナレーションに必要なのは、発声や滑舌はもちろんのこと、
「発音」がしっかりしていること。
台詞と違い「感情で誤魔化す」ことができません。
それにスピード。
早すぎるのは問題外ですが、
あまりに丁寧すぎてゆっくり過ぎるのも問題があります。
それと、
「原稿を書いたライターの狙いや想い」を、語り部としての視点とキャラクターで
どうやって「聴衆」に表現するか?ということ。
老若男女、どのターゲットが聴いているかを念頭において、
声の硬さや軽さなどを使い分ける必要性がでてくるのではないでしょうか?
語り部が話す原稿を、音として聞き手が聞いた時、
「自然に頭にイメージが浮かんでくる」ように、
「間」も気をつけたいところです。
一度自分のナレーションを録音したものを聞いてみましょう。
読んだ文章の絵が頭に浮かんでいますか?
ではでは、次は録音について書いていきましょう。
※実行委員注・・・
日本には「あっ、あの番組の声の人だ!」と聞いただけで
すぐに分かる方がたくさんいらっしゃいますよね。
「きかんしゃトーマス」のあの方は、“1/fのゆらぎ”という、
聞く人にリラックス効果をもたらす声の波長を持っている
というのは有名な話ですね。
今までの
「写真の考え方」
「書類の考え方」
「音声の考え方」
は評価がマイナスにならない為の基本的な考え方でしたが、
今回からはより深く方法を考えていきたいと思います。
考え方の鍵になるのは、「想像力」。
最終的には自分ではなく、聞き手の頭に「絵」を浮かばせることができるか?
というところです。
それはセリフまわしの時だけでなく、
ナレーション原稿を読む時にも大事なことになります。
次は、ナレーション原稿について書いていきます。
※実行委員注・・・
今はドラマCDなどで活躍なさる方も多いですし、
「絵」のないことを「声」だけで 想像させる力は
声優にとって大事な力なのだと思います。
今週の一言。
「CDの盤面に自分の名前を書いておく」
と写真の時と一緒で書類がバラバラになってしまった時に探しやすくなるので、
マナーとして覚えておいてもらえるとうれしいです。
つづいて実践編です。
※実行委員注・・・
たくさんの応募をいただくので、
整理の際に書類とCDを別々に保管することもあります。
「自分はたくさんの応募者のうちのひとり」という意識を持つと、
見る側の目線を養えてよいかもしれません。
今までお話したことができていても、全てが水の泡になる例を紹介します。
やらないように気をつけましょう。
「音が入っていない(または小さい)」
※応募する前にチェックぐらいしようよ
「応募方法を守っていない」
※応募要項に記載されていないメディアは再生されない可能性が高いです。
「雑音が大きすぎる」
※せめてブレスノイズぐらいは気をつけましょう
録音の質に対しては限界があると思うけれど、
どうにかできることはどうにかしましょう。
これはプラスにする為の行動ではなく、マイナスにならない為です。
※実行委員注・・・
出す前に、一度自分で聴いてみるとよいかもしれませんね。
芝居をする時に何をイメージして音を吹き込んでいますか?
「自分は何歳?」
「時間は朝?昼?夜?」
「場所の広さは?」
「相手との距離は?」
「相手は誰なのか?」
「自分の心理状態は?」
「相手の心理状態は?」
もちろん「演技力」というのも補正はききますが、
審査委員は、その本質にある感性を見抜こうと思って聴いています。
一つ一つの要素が複雑に絡み合っているのが現実(リアル)で、
それを表現する為に必要な要素の一つが、「イメージ力」なのではないでしょうか?
※実行委員注・・・
イメージすることは「インプット(入力)」する作業、
演じることはその思い描いたことを「アウトプット(出力)」する作業ですね。
色々と述べてきましたが
「発声」
「滑舌」
といったものは、鍛錬を積めばある程度補正できますので、
声優としては出来て当たり前のラインと思われる傾向にあります。
その補正がかかった声に対して、オーディション審査員が気にすること、
それが「演技力」ということになります。
「演技力」=「芝居」というのは、
「ある感情の芝居」というものを仮定して「芝居に向かって芝居する」のではなく、
「何もないのに本気になって表現する事」が
演者以外の視点から見たときに、「芝居になる」のではないでしょうか?
演者が、第三者に伝わるほどの本気の感情を出すことで
リアリティーのある「芝居」が生まれ、共感を得るのではないでしょうか?
※実行委員注・・・
お芝居に限らず、本気になって何かに取り組むと、人に伝わりますよね。
一番の肝であるテキストリーディング。
滑舌や声質というのは大事な要素ですね。
ただ、声質は個人により色々あります。
発声をきちんとするというのは経験者でないと厳しいかもしれません。
しかし、滑舌については、ある程度気をつけることはできるのではないでしょうか?
滑舌が悪くてなにを喋っているのかわからないのは、
相手に何かを伝える為には弊害にしかなりません。
それを「滑舌が悪いから」で納得してしまっているようなら、
はっきり言って「声優」として向いてないのではないでしょうか?
※実行委員注・・・
今回は手厳しいコメントですね・・・少々怖いです。
でも皆さんへの愛のムチということで。
今週の一言。
自己PRは、
最後まで読まれない確率が高いので「適度な長さ」で書いた方が得策でしょう。
次は音声編です。
※実行委員注・・・
最後まで読みたい気持ちにさせる文章を書く、というのも裏技としてありますね。
このオーディションという場は、
「憧れを語る場所」
でもなければ
「愛を語る場所」
でもなくて、
自分を認めてもらう為の「挑戦の場」なのではないでしょうか?
「誰が何」
という思いではなく、
「自分は何」
という話だと思います。
「今、自分は何ができるのか」
「今後、自分は何を目指すのか」
「これから何を表現していきたいのか」
残念ながら、たまに、
「歌が得意で、歌が唄いたいです」
「ライブやイベントでファンのみなさんと一体になりたいです」
といったPR文が…。
それって職種が違いませんか?
※実行委員注・・・
平たく言えば、「声優になりたい」という純粋な気持ちでぶつかってきてくださいね、
ということです。
さて、申請書類の中身に目線を移していくと、
書かなければいけない要項を書き込んでいない人も結構います。
学歴・職歴が最近の一項目のみの記載や、
信じられない事に住所や電話番号が記載されていない書類もあります。
これでは合格でも連絡ができないのです。
自己PR文も色々とあります。
「声優が好きです」
「○○さんが憧れです」
このような気持ちも大切だと思うけど、
自己PRでそのことだけしか書けないというのも悲しいですよね。
声優愛をPRするのではなく、自分のPRをしないといけないのではないでしょうか?
※実行委員注・・・
「この人、いい!」と思った人で、不備があってご連絡できないと、
何とももどかしい気持ちになります。
極端な例を挙げると、封書の宛名書きを見た段階で
「この書類見る価値ないかも」
なんて思ってしまう書類があります。
実際、その予感が外れることは少ないのです。
この書類は、
自分が直接会うことがない審査員に送る大事なもの、いわば「自分の分身」。
もしくは自分の「代弁者」な訳です。
それをないがしろに扱っているというのは、
見ている「審査員達の目」にはどう写っているか?
宛名の文字、封の仕方、
自分の命運を預ける大事な書類の送り方がいい加減な人間に、
「人の心を表現する=役者」
という繊細な仕事ができるのだろうか?
と考えても不思議ではないでしょう。
※実行委員注・・・
入社して「テープのり」を初めて使って封入作業をしたとき、
「なんて綺麗に封ができるんだ」と感動しました。
申請書類で気になるのは、まず「字」です。
これも「声」とは直結しないですが重要な要素の一つ。
ここで述べたいのは、字の綺麗さではありません。
字は下手でも良いと思います。
大事なのは「丁寧に書く」ということ。
「綺麗な字を書いていても雑に書けば雑な字になる」
「下手な字でも丁寧に書いているというのが伝わる」
後者の場合、好感度が上がることは容易に想像できます。
書類を読む方も気持ちが違います。
細部までチェックしようと思っています。
審査する立場にいる人は、これまで多くの人の字を見てきています。
どんなに綺麗な字を書いていたとしても、
心ここにあらず的な字を書いてしまうと、
何故か伝わってしまう、わかってしまうのです。
※実行委員注・・・
丁寧に書いても、雑に書いても、同じ1回。
なら、丁寧に書いたほうがミスも少ないでしょうし、いいですよね。
今週の一言。
「写真の裏に名前を書いておく」
と書類と写真がバラバラになってしまった時に探しやすくなるので、
マナーとして知ってもらえたらうれしいです。
来週は書類編です。
※実行委員注・・・
意外と、履歴書から写真が剥がれ落ちてしまうことは多いんです。
そんな時、心遣いが出来る子かどうかで、ちょっとリードできるかもです。
写真という素材をキチンと理解してアピールにつなげている参加者と、
それをないがしろにしている参加者がいた場合、
後者はマイナスに思われる可能性が高くなると考えられませんか?
いい加減な写真を送ってくる参加者が、
はたして「きちんとした演技ができる人間」と受け取られるでしょうか?
写真というのは、
カッコ良く撮るのではなく、
綺麗に撮るのではなく、
面白く撮るのではなく、
等身大の自分をどれだけ素直に自然に表現できるか、
それが鍵だと思います。
たかが写真、されど写真。
細心の注意をはらって撮影に挑んでください。
※実行委員注・・・
書類の時点でハンデがついてしまうのは、ある意味、審査する側に
とっても残念なことだと思います。皆さんのこのオーディションに懸ける
思いをぶつけて欲しいと思います。
信じられないかもしれませんが、よくあるいけない写真パターンです。
「スナップ写真」
※旅行に行った時などの写真・被写体が中心にいない
「頭や足が全部入っていない」
※全身写真って書いてあるのに…、棒立ちもあまり目立ちません
「ピンボケしている」
※最近だとデジカメの解像度が明らかに低すぎる低画質な写真もあります
「全体的に写りが暗い、もしくは背景と同化している」
等々、普通の写真としてもダメな写真を平気で送ってくる人がいます。
普通の写真としてダメなものが、オーディションで評価されると思いますか?
※実行委員注・・・
驚くなかれ、プリクラを貼って送ってくるなんて方もいたとか。
たしかに良い顔かもしれませんが・・・ねぇ。
そう、
写真は、【容姿以外にも自分を表すことのできるアイテム】
だということです。
「二枚目じゃないなら、カッコつけたり変に着飾って撮らなくてもいいのでは?」
「にらむ必要はないのでは?」
「自分なりの笑顔がいいのでは?」
「どうしても笑顔になれないのなら、その素直な気持ちが出た顔でもいいのでは?」
「自分の声に繋がるイメージで写真がとれていますか?」
「服装は自分のイメージや声のイメージに合わせて・・・など考えていますか?」
表情を作りすぎていたり、自分のキャラクターを勘違いしていたり、
普段着の自分より容姿を良く見せようとしている写真が多いです。
無理をしている写真は逆にマイナスです。
※実行委員注・・・
見るほうにも、どういう思いで撮られた写真かは自然と伝わってくるものですよね。
声優なのに写真なんて、
と思われるかもしれませんが、
これは結構重要な要素になると考えます。
声優だろうが、
ミュージシャンだろうが、
会社の面接だろうが、
必ず必要になってくるのが写真です。
そして、見られているのは、カッコ良さやかわいさなどの容姿だけでなく、
【容姿以外の面が写真に現れているか】、ということです。
※実行委員注・・・
人によっては、「写真を見れば大体分かる」とまで仰る方もいるとか。
これを守ればオーディションに受かるものではありません。これはあくまでもワタクシ本人が思う「簡単に篩い落とされない方法論」です。だから、これから書かれていることができてなくても受かる人は受かります。「運」という要素はそういった基本を覆してしまいますからね。
たとえば、
「はっきりわかってなくてもなんとなくできている」
「無条件で自分を認めてくれる人との出会いがある」
といったことがある。
そういった天性の素質や出会いが、オーディションを受ける全ての人間にあるわけではないでしょうし、下手な書類作りをしてしまったがために、大切な出会いを手放すようなことになってしまう人がいたりもします。
そのようなことから「運」という要素が絡んでくるのは確かなことだと考えられます。
そして、声優をはじめに芸能の世界を真剣に目指すなら言えることだと思いますが…、
「みなさんは物凄く運が良いですか?」
「タレント・モデル並みに容姿が良いですか?」
そうでないのなら、まず何でもやらなきゃならないし、勉強しなきゃならないし、努力しなきゃならないのでは?
これから書かれていくことを当たり前にできている人がイーブンで持ち点が0点から始まり、ありのままに写真・書類・テキストリーディングを評価されます。
逆に考えると、
「書類に不備のあるもの」
「条件を満たしていないもの」
「キチンと取れていない写真」
はマイナスの評価からスタートするとワタクシは考えます。
声優の場合は、一番アピールしたい音声を「思い込みがない状態」で聞いてもらえないかもしれない、ということです。
この「声優アワード新人発掘オーディション」をはじめ、全てのオーディションで審査員全員がこのような判断をしているとは断言はできませんが…、全ての音源が横並びで聞かれると思わない方が良いでしょう、きっと。次回から掲載されていくことを少しでも参考にしてもらって、少しでも悔いなき挑戦に役立てでもらえればなあ、と思っております。
最後にもう一度書いておきます。
これはあくまでもワタクシ本人が思う「簡単に篩い落とされない方法論」です。
ではでは、次から本題1つ目の写真編にまいります。
※実行委員注・・・たしかに、就職活動してた時よく、「履歴書はきれいな字じゃなくていいから、自分なりの丁寧な字を書きなさい」って言われました。それと同じ理屈ですね
今回で4回目を数える「声優アワード新人発掘オーディション」。
毎年多くの方に参加していただき誠にありがとうございます。
事務局スタッフとして毎年毎年、事務局に届く応募者から送られてくる大切な応募資料を開封し、審査員が見やすいように書類を整理していると、「んっ」と個人的に気付いたことがいくつか…。
「まったく相手にされない書類や写真」
「自分活かしきれていない音声」
ここではワタクシが気付いたことをサラリと書いていきたいと考えています。
※実行委員注・・・初回からサラリと書いてますが、意外にここに書いてあること重要かも!?